株式会社アスペクト
株式会社アスペクト
東京都稲城市東長沼3104-1-101
TEL:042-370-7900
http://aspect.jpn.com/
設立1996年。AM技術(3Dプリンター)は、人類が手にした第三番目のものづくり法である。第一のものづくり法は切除加工法であり、マイナス加工。第二のものづくり法は射出成型・プレス等の成形加工であり変形加工。人類が20世紀後半になってようやく手にした加工法がAM技術であるプラス加工である。未だ発展途上にあるそのAM技術の向上・普及が同社の理念である。
主たる事業:3Dプリンター開発製造
特徴・差別点等は次の通り
1. AM技術を用いた樹脂用の粉末床熔融結合装置は世界でも主要メーカーは4社のみが製造販売
そのうち3社は米国・独国・中国にそれぞれ1社と日本ではアスペクト1社のみが製造販売を行っており、3Dプリンターの中でもハイエンド中のハイエンド装置と位置付 けられている。
2. Smart Recoatingシステムの開発
同システムは、材料を合理的且つ経済的に使用でき、ランニングコストの軽減を実現また、1台の装置で多様な材料を使用できるように材料交換の簡便性にも応えるシステムである。またこのシステムに関して特許権利化を実現。
3. 装置の生産性の向上
同社製品RaFaElのレーザー走査露光の特徴は、塗りつぶし露光に同社が開発したジグザグ走査方式(特許取得済み)を採用していることにある。
従来のラスター走査方式は隣合う線の走査露光を実施するためにジャンプ走査により移動しなければならなかった。
ジグザグ走査方式により無駄なジャンプ走査を排除、走査露光時間を30~40%短縮した。
4. RaFaEl高精細化の実現
1,075nm波長のファイバーレーザーを搭載して造形することにより0.2mm厚みの薄壁を実現。この0.2mmという数字は、粉末床溶融結合技術で造形された世界最薄肉厚である。
5. 大型高温耐熱装置の開発
ユーザーからの材料多様化の要望は、剛性・耐熱性・靭性の優れた高機能材料へとシフトしている。これに対応すべく同社は他社よりいち早く350℃までであればプロセス 可能な装置を開発した。これは同社とドイツの企業のみである。
以上のように、同社はAM技術の向上を促進し、様々な特許技術を取得。日本唯一の企業として我が国そして世界の将来に大きな貢献をしていく会社である。