社会価値経営
一般社団法人企業価値協会 社会価値経営宣言
企業価値協会は中小企業ならではの特徴的価値を活かした社会価値経営を推進します
私たちを取り巻く経営環境が日々大きく動いています。経営者として先が読みにくい。
我が社はどこに向かえば良いのか、何を追い求めれば良いのか。経営者の心の声が聴こえてきます。
昭和後半の高度経済成長時代、物質的豊かさ、お金を求める経営が求められました。平成時代、その豊かさを維持することを求めた30年だったように感じます。令和を迎え、何を追い求め経営を進めていけば良いのか、不安を感じている経営者も少なからずいらっしゃるかと思います。
こういった局面では、より大きな視野=「世界がどちらに向かって動いているのか」に視点を変え、更に「それに対して自分たちができること」を重ね合わせることで先の光が見えてきます。
世界の様々な動きの中で、経営に関係する大きなものといえば間違いなく「社会課題」と言えるでしょう。
元々、会社は「社会の公器」であると言われてきた通り、会社が行う事業は本来、世の中の誰かの役に立つことによって成り立ってきました。つまり、どの会社にも何らかの社会価値があるということです。
これを前提に、企業価値協会では、社会課題の解決を経営の中心軸に据えて本業を進化させていく「社会価値経営」を掲げ、中小企業の皆様と共に取り組んで参ります。
それではどうやって中小企業の皆様が社会価値経営を進めていくのか、その概要を示します。
1.自社が他社とは異なりお客様や社会から求められる独自の価値
=特徴的価値を抽出する(企業価値認定の取得)
この特徴的価値は、社会的な価値のみならず、お客様から見た独自の価値、従業員にとっての価値など多面的に自社の独自性を明文化できます。
2.認定された特徴的価値の中から社会課題の解決に関わるものを抽出
認定企業ゆえの優れたリソースを再認識します。加えて、特に社内にこの内容を周知させることで社会価値経営の土壌づくりを進めます。
3.社会課題に関わる特徴的価値を活かし本業の中身を進化させ新たな価値を創出
地域、お客様が商品を使用する現場、サプライチェーン、社員に関係する社会課題を対象として事業内容を進化させていきます。社会課題に取り組むことで、結果的に売上や粗利益を増大させたり、コストが削減されるようにスキームを組み立てます。
自社が選んだ課題に取り組んだことで、新商品が生まれたり商品改良できたり、新しい技術を獲得できたり、新しい顧客や販路ができたり、新しいサービスを創り出せたり、値段を上げられたり、新しい市場に進出できたり、良い仕入先と出会えたり、業務改善できて生産性が上がったり、様々な間接費が下げられたり、良い業務委託先ができたり、積極的な広報活動でのブランディングによって新規開拓コストや広告宣伝費が減ったり、採用の費用を抑えられた上で希望の人材が増えたり、収益面で様々な効果が見込めます。
社内外から見た会社のブランドイメージが大きく変わっていくことでしょう。
4.外部の知見・リソースを活用し解決策を更に進化
解決したい社会課題に関する知見を持つNPO、企業、団体、大学とのコラボ、協業で進化を促進します。
中小企業の特徴的価値と先行する組織が持つ強みの掛け合わせによってビジネスモデルを改善していくことができます。
5.様々な社会課題への取り組みを中心軸として価値を高め続ける社会価値経営へ
社会課題を意識することが当たり前の社風づくりを進め、経営判断の大きなモノサシとなっている会社となっています。社員の皆さんも周りからも社会課題に積極的に取り組みより良い社会づくりに大きな貢献をしていることが認知されています。
この状態になると、お客様も情報も人材も、協業の話も、そして資金に至るまで集まってきます。
これこそが社会から応援されている証拠です。
6.社会価値経営へのステップ
企業価値協会は、社会課題に積極的に取り組み、かつ利益を出していけるよう特徴的価値を活かした中小企業ならではの「社会価値経営」によって、社会から応援される会社づくりを進めていきます。
- 今すでに持っている特徴的価値から社会課題解決に関わるものを抽出・展開
- 社会課題に関わる特徴的価値を活かし本業の中身を進化、新たな価値を創出
- 外部のリソース・知見を活用 コラボ、協業の可能性を探る
- 様々な社会課題への取り組みを中心軸とした価値を高め続ける経営へ進化


7.社会価値経営フォーラム
「社会価値経営」フォーラムでは、パネルディスカッションや来賓の方々のお話し、企業・団体間およびメディアとの交流会など、皆様のお役に立つイベントを行なってまいります。