石川金網株式会社 – 企業価値協会 Skip to content

石川金網株式会社

石川金網株式会社
2022年 第1回更新認定

石川金網株式会社
東京都荒川区荒川 5-2-6
TEL:03-3807-9761
https://ishikawa-kanaami.com/

大正11年に創業、約90年の業歴を誇る東京都荒川区に本社を置く金属金網メーカー。弱電部品から調理用器具まで、金網の形状をしたものを多く手掛けてきており、径が数ミクロンの小さな産業用フィルターから建物用のスクリーンまで多種多様な取扱商品を持つ。
また、創業中期頃からは、自動車部品も主流のひとつとなってきて現在も継続して製造、販売。日産、ホンダ、スバル、トヨタ等各社仕様、各種毎の仕様に基づき各種部品が国内、海外で使用されている。
昨今では、工業用、BtoBの商売から、BtoCの商売への展開がスタート。これが商品「おりあみ」「KANAORI」の分野である。
現在では折り紙部門のみならず、フラワーアート、手芸、アートクラフト等各種ホビー部門でも、特殊な素材として、アートの世界でも利用されている。2016年東京都世界発信コンテストで「奨励賞」を受賞、2018年日本ホビーショーにて経済産業大臣賞を受賞。そして「おりあみ」の開発時期より少し前に、「KANAORI」という商品も開発、販売に展開。

主たる事業:金網の販売製造・専門メーカー

特徴・差別点等は次の通り

1. 金網という限られた範囲で勝つニッチトップ企業

6,000品目、200万個を超える在庫規模は東京トップ、この商品点数の数については2位以下の企業では商品品目は多くて3,000~4,000品目、在庫数量は100万個程度。

2. 価値を創る多品種微量生産体制

受注、在庫、生産、発送、集金、各業務フローを見直すことで、お客様の必要なものを、必要な時に、必要な量だけ提供する「販売できるだけつくる多品種微量生産体制」。

3. 金網への挑戦「おりあみ」開発、展開

「おりあみ」は工場製造部の職人が、休憩時間に残材の金網を少しの遊び心で折り紙のように折り鶴を折ってみたところ、紙のようにきれいの折れ、紙よりもしっかりと折れることを発見。その後、日本折紙協会の宮本先生と出会い、全社で商品化への研究、試験、規格化とスムーズに進み、正規販売へと整った。特許も取得済。(特許NO.62677690)
現在では折り紙部門のみならず、フラワーアート、手芸、アートクラフト等各種ホビー部門で、特殊な素材として、新しいアートの世界へと展開している。2016年東京都世界発信コンテストで「奨励賞」を受賞し、さらに2018年日本ホビーショーにて経済産業大臣賞を受賞。

4. 「KANAORI」

異素材を組み合わせて製作するはじめての仕様の金網。デザイン性、ソフトタッチ、アートの魅力を活かした、建築、室内装飾用としての画期的な商品を生み出した。(特許NO.6234404)

以上のように、金網の分野で追及し続け、業界をリードしていくと共に「おりあみ」「KANAORI」という新たな可能性を見出した同社は業界を更に発展させ必要とされる企業である。