クリーン・ブラザーズ株式会社 – 企業価値協会 Skip to content

クリーン・ブラザーズ株式会社

クリーン・ブラザーズ株式会社
2021年 第2回更新認定

クリーン・ブラザーズ株式会社
大阪市西区南堀江1-4-19 なんばスミソウビル3F
TEL:06-6543-3088
http://www.cleanbrothers.net/

400種類の世界各地の缶詰とお酒を楽しめる「缶詰バー」Mr.kansoをFC本部として全国に向け展開している。 この缶詰バーという業態を開発したのが2002年。その後2009年からFC展開を開始。同社は缶詰バーでは他社の追随を許しておらず、2015年現在42店舗展開。同社は缶詰バーという独創的なビジネスモデルを確立していった。

特徴・差別点等は次の通り

1. 低いランニングコスト

通常の飲食店では食材のロスがコストを増加させ、調理が必要なため厨房機器などに大きな設備投資を要する。さらに調理人の人件費がかさんだりするなど、経営者の頭を悩ませるが、この缶詰バーではその常識を完全に覆した。徹底的なローコスト管理が可能であり、初期投資300万から始められるフランチャイズである。提供する食品は長期保存可能である缶詰のため食材のロスはほとんど発生しない。かつ調理も不要なので人件費も削減できるため低いランニングコストの事業として展開が可能だ。

2. 低料金でロイヤリティ定額制による開業のしやすさ

ロイヤリティもFC店では珍しい定額制の低料金。缶詰バー事業は少ない投資でなおかつ調理不要なため飲食未経験者でも開業が可能である事から、女性層や脱サラ組、シニア層が比較的容易に起業が可能。中には女性3名が共同経営者となって運営している店舗があるほどだ。
店舗としても気軽に利用できるキャッシュオンデリバリー制で、自分が好きなお酒と缶詰を選ぶシステムであるため、若い層から中高年層まで幅広い人気がある。

3. 各店舗、オーナーの個性が尊重された店づくり

FC店としての縛りが他と比べて少ないため、各店舗もオーナーの個性が尊重された異なる雰囲気の店づくりがなされている。
もともと「若手アーティストに発表の場を作りたい」ということからビジネスがスタートした同社だが缶詰バーでもその創業理念が反映されている形だ。
このクリーン・ブラザーズ株式会社は、飲食店の企画・運営、美術展の企画・運営、デザイン事業など多種多様な事業を手掛ける企業である。会社の原点は、1998年に川端会長の呼びかけに応じて集まった若者ら9人で始めた「CREAN BROTHERS清掃プロジェクト」という団体の活動だった。川端会長自身が現代美術の作家であるということもあり、アトリエがなくて困っているアーティストを援助する意味で、ビルオーナーに掛け合って、 一部屋を安く使わせてもらう代わりにビルの清掃を行うという仕組みを考案。
次に挑んだのが飲食関連であり、調理経験がないということから思いついたのが「缶詰」であった。

「缶詰はラベルが面白いし、開けてみるまで中身が分からないというワクワク感がある。封じ込めるという意味では小さな芸術作品に通ずる」との考えで始めた缶詰バーは、全国各地に広がりを見せている。