株式会社ムラタ溶研 – 企業価値協会 Skip to content

株式会社ムラタ溶研

株式会社ムラタ溶研
2022年 第1回更新認定

株式会社ムラタ溶研
大阪府大阪市淀川区木川東4-6-11
TEL:06-6390-6768
https://www.mwl.co.jp/

設立1984年。企業理念は「誰もが、簡単に、高品質溶接を」。主な事業内容はフープウェルダープレスライン用フープ材接合装置の研究・開発・製造・販売。水平自動溶接装置、円周自動溶接装置、モーターコア溶接装置 薄板シートメタル材 突き合わせ溶接装置の研究・開発・製造・販売。・アース接続不要 ビームスポット溶接機の研究・開発・製造・販売・タングステン電極自動研磨機。
薄板金属の突き合わせ溶接は穴あき、溶け込み、溶接不足などが起こりやすい高難度分野の特殊工程。しかし、その用途はタブレットやスマートフォンに代表される精密電子部品の材料供給、ハイブリッド自動車用熱 交換器、IGBT デバイス、PC やデジタルカメラなどの電子部品、小型気密・水密タンクなどありとあらゆるところで必要とされている。産業界に広く求められる用途でありながら、高難度であることは産業全体におけるボトルネックとなっている。
ムラタ溶研では、溶接による接合技術を材質、板厚、クランプ幅、バックバー溝幅、電流、周波数、速度、アーク長、ガス流量等を数値化・体系化し、装置出荷前に溶接品質・性能を 試験と検査で完全に検証して「特殊工程」を克服している。そのレベルは、溶接の知識を全く持たない人材が30分ほどのレクチャーで、完全かつ十分な溶接品質で実現できるほどである。

主たる事業:研磨機・自動溶接装置・研削ホイール等の研究開発、製造販売

特徴・差別点等は次の通り

1. 薄さ40ミクロンのフープ材突き合わせ溶接の実現

iPhoneに代表されるスマートフォン用電子デバイス材料の厚みは最薄 40 ミクロンでありプレス加工でも接合部が破れない強度での接合は世界でも数少ない。

2. 新発明・特許品の「狭窄ノズル」

新発明・特許品の「狭窄ノズル」は限られた範囲に高い入熱密度で溶接を行うため、深い溶込みで強い溶接が行える。

3. 不良を生まない装置構造

特許取得のワーク把持機構で、「失敗できない」「不良にならない」機械設計。

4. レーザ溶接、プラズマ溶接に匹敵以上の溶接品質

TIG溶接でありながら、上記「狭窄ノズル」 や「ワーク把持機構」で最高品質を実現。

5. レーザ溶接、プラズマ溶接装置と比較して装置コスト1/5

低コストで中小企業も導入しやすく価格面での差はかなり大きい。レーザ溶接、プラズマ溶接装置と比較して、わずかな設置面積。キャスタ付きでライン間移動も可能。

6. 練工を必要としない技術

装置設計で作り込んでいるためレクチャー 30 分のパートでも完全な溶接が可能。 人材不足、女性や外国人の進出に対応。薄板金属の突き合わせ溶接は電子デバイス以外にもタンク成型、造管など産業界の多くの分野で使用可能。

以上のように、熟練工を必要としない画期的なムラタの技術は産業界になくてはならい存在だ。