株式会社本村製作所 – 企業価値協会 Skip to content

株式会社本村製作所

2023vpc

株式会社本村製作所
福岡県大川市下白垣 156-1
TEL: 0944-87-3025
https://www.motomura-mfg.co.jp

髙橋満

代表取締役社長 本村 幹

2023年 認定

代表取締役社長 本村 幹
創業:大正11年
主たる事業:ステンレスタンク・蒸留機の開発製造/プラント開発事業

大手醸造メーカーを顧客とし、創業当初から酒や飲料製造等に使用する製貯蔵タンクや蒸留機の開発製造を事業とし、2022年に創業100周年を迎えました。それまで醸造に不向きとされてきたステンレスをいち早く研究し、培った技術と知見で創意工夫を重ね、優れた貯蔵性能を証明させ、今ではステンレスタンクが主流となり、ひとつの時代と常識を築いた。業界内から「ステンレスタンクの本村」という評価を頂いている。

特徴・差別点等

1. 100年企業として、次のイノベーション創造へ

 〜百年一日のごとし〜

2022年に創業100周年を迎え、今の心境を一言で申し上げるならば、“百年一日の如し”に尽きます。代々受け継がれてきたステンレスの加工技術を頑なに守り抜いてきた、タンク一筋の100年と言えます。
先代は自ら酒蔵の中に入り、杜氏さんの声を聞き、杜氏さんが使いやすいタンクを創意工夫しながら造ってきました。そこからいくつもの革新的と言われるような開発を実現しました。
たとえば、角型タンクの特許取得、本村オリジナルの調合用の撹拌機、背の高いタンクのタンクトップまで洗える全自動洗浄機など様々あります。
このようにタンクユーザー側に立った開発姿勢がお客様に認められてきた、そのおかげで今日を迎えられたと思っています。

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〜ステンレスが嫌がることを決してしない〜

タンク造りにおいて唯一こだわっていることがあります。それは“ステンレスが嫌がることを決してしない”ということです。
これはかつて古老の職人が言った“ステンレスは生きている、ステンレスが嫌がることをしていけない”によるものです。
ステンレスを溶接する際にむやみに熱を加えたり、冷やしたりすれば、素材の特性上、膨張して金属疲労を起こして割れたりします。そのため伸び縮みを吸収できるようアソビという余裕を持たせるようにしています。
また、錆びからステンレスを守るために、工具から工場内にいたるまで錆びの原因となる鉄とステンレスを接触させないようにしています。
つまり、ステンレスの特長を損なわないよう細心の注意をもって、素材の特性に合わせた製造をすることを一番大事にしており、社員一人ひとりに継承されているからこそ、良質なタンクを造ってこれました。

2. 本村の品質 〜MADE BY MOTOMURA〜

その1:錆びない。
今では“酒造のステンレスタンクといえば本村”と言われるほどの評価を得ていますが、かつて酒造において、ステンレスはタンクに向かないというのが常識。しかしステンレス材を研究し、加工や溶接、研磨や洗浄に新しい技術を導入、新発想のタンクを開発。 さらに製缶中のもらい錆びを防ぐために工具や養生においても、独自の管理方法を生み出し、錆びないタンクを実現しました。

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その2:壊れない。
耐久性もタンクに求められる重要な要素。早くからステンレスタンク開発に取り組んできた経験値を活かし、壊れにくさもハイレベルで実現しています。「本村式ジャッケット」に代表されるように強度計算 、構造計算、溶接など本村ならではノウハウを結集、金属疲労によるジャケットもれなどトラブルから守っています。

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その3:倒れない。
1995年の震度7を超える阪神大震災時でも本村製のタンクは倒れませんでした。その理由はアンカーボルトや林立など建造法に工夫を凝らし、高い耐震、免振性を実現できたからです。 こうした強度向上の取り組みは納入先だけでなく、近隣地域の建物や人命の安全まで守ることになり、ひいては顧客の損害や信頼の担保につながるという、安全安心への本村の姿勢のあらわれと言えます。

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その4:真似できない。
ステンレスタンクや屋外タンクなどをはじめ、本村製作所は他に先駆け、新しい発想の構造や形状を開発し、真似のできないタンクを世に出してきました。それはタンクだけにとどまらず、宇宙飛行士の訓練設備(JAXA)、本村オリジナルアロマ抽出装置など高機能でユニークなステンレス製品を次々と製造、開発。培ったノウハウと信頼で新しい領域にも進出しています。

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その5:職人技のこだわり。
機械化やIT化が進んでも職人の技が高品質を支えています。たとえばステンレスの複雑な曲げ加工や溶接加工では、材質や方法についての深い知識や機械では数値化しにくい技術が求められ、そこでは熟練職人の経験に基づいた技や感覚が大きく役立ちます。創業以来代々受け継がれてきた本村の職人技は品質の核であり、MADE BY MOTOMURAを支えています。

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3. 本村の事業

■タンク・装置の開発・製造

長年、酒造メーカー向け中心に大型貯蔵、培養、特殊なタンクの開発と製造を行ってきており、多数(全国2,000社以上)の実績を残しています。また、常圧/減圧蒸留装置、撹拌機、減圧水蒸気蒸留装置といった当社独自の装置や機器も開発、多くの工場に導入されています。タンクの製缶は自社工場(第一種圧力認定工場)で行い、充実した設備と熟練の職人によって丁寧かつ妥協なき姿勢で製缶に取り組んでいます。溶接も腐食に強い加工で行っています。工具もすべてSUS製、SUSライニング品といったステンレスを使用するほか、素材が傷ついたり、もらい錆が起こらないよう隅々まで徹底した養生を施したりと細心の注意を払って品質管理を行っています。出荷時は不働態再生とテストを行い、きれいな仕上がりの状態で送り出します。

高品質を実現するための徹底した製缶体制。

長年、酒造メーカー向け中心に大型貯蔵、培養、特殊なタンクの開発と製造を行ってきており、多数(全国2,000社以上)の実績を残しています。また、常圧/減圧蒸留装置、撹拌機、減圧水蒸気蒸留装置といった当社独自の装置や機器も開発、多くの工場に導入されています。タンクの製缶は自社工場(第一種圧力認定工場)で行い、充実した設備と熟練の職人によって丁寧かつ妥協なき姿勢で製缶に取り組んでいます。溶接も腐食に強い加工で行っています。工具もすべてSUS製、SUSライニング品といったステンレスを使用するほか、素材が傷ついたり、もらい錆が起こらないよう隅々まで徹底した養生を施したりと細心の注意を払って品質管理を行っています。出荷時は不働態再生とテストを行い、きれいな仕上がりの状態で送り出します。

■タンク・装置のメンテナンス・改造

本村製作所のステンレスタンクは耐久性や堅牢性に高い評価を頂いていますが、長年の使用で補修や消耗品など部品の取り替えが必要な場合もあります。そうしたメンテナンスなどのサポートも対応。撹拌機の更新、サビ止めの強化、ジャケット装着などを行います。お客様の製造現場で補修を行う現地施工、タンクを引き取り当社工場で補修する引き取り施工どちらでも承っています。また、製造環境や製品の変更などにともないタンクを改造する場合でも同様に対応、機能向上やニーズに合った改造を施します。他社製タンクの対応もおこないます。

機能向上やニーズの変化に合わせて改造も対応。

本村製作所のステンレスタンクは耐久性や堅牢性に高い評価を頂いていますが、長年の使用で補修や消耗品など部品の取り替えが必要な場合もあります。そうしたメンテナンスなどのサポートも対応。撹拌機の更新、サビ止めの強化、ジャケット装着などを行います。お客様の製造現場で補修を行う現地施工、タンクを引き取り当社工場で補修する引き取り施工どちらでも承っています。また、製造環境や製品の変更などにともないタンクを改造する場合でも同様に対応、機能向上やニーズに合った改造を施します。他社製タンクの対応もおこないます。

■プラント建設

当社はプラントエンジニアリングの技術も有しており、タンクの開発・製造だけでなく、プラントの設計から新設、改造、据付、配管など各種の施工、試運転まで自社一貫体制で行うことができます。特に耐震性については震度7程度の揺れにも耐えられるほどの耐震ノウハウを持っており、阪神大震災でもその堅牢性を証明しました。

設計から試運転まで自社一貫体制。

当社はプラントエンジニアリングの技術も有しており、タンクの開発・製造だけでなく、プラントの設計から新設、改造、据付、配管など各種の施工、試運転まで自社一貫体制で行うことができます。特に耐震性については震度7程度の揺れにも耐えられるほどの耐震ノウハウを持っており、阪神大震災でもその堅牢性を証明しました。

4. アロマ減圧水蒸気蒸留装置について

これまでの酒造の蒸留機を応用し、様々な原料から良質なアロマを抽出できる『アロマ減圧水蒸気蒸留装置』を開発しました。少しの漏れも許されない酒造での蒸留技術を応用しているため、高採油率、上質な香りの採取を実現した高性能装置です。アロマやアロマ成分を必要とする業界や、農林業の6次産業化を考える事業者から多くの反響をいただいており、これまで全国に納品しております。SDGsやサスティナブルな社会や取組みを求められる中、本装置は多くの事業や事業者の未来に貢献できる装置です。本村製作所はこれからも職人の技術を継承し、新たな研究を重ねることで、価値のある革新をめざしていきます。

▼MOTOMURA AROMA WEB
https://motomura-aroma.com

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